かがやきパソコンスクール------東京都

かがやけ人生!

難聴者・障害者にもパソコン技術を

 かがやきパソコンスクール(益田修代表)をご存知だろうか。昨年8月に開校した同校は手話や筆談器、補聴器対応マイク等の使用により、難聴者や聴覚障害者も、健聴者と一緒にパソコンスキルを身につけることができる。自らも難聴者である益田代表の、思いの詰まった教室を紹介させていただく。

 

 難聴者や聴覚障害者にも開かれたパソコンスクールが東京都葛飾区にある。昨年8月に開校して以来、マイクロソフト社のパソコン資格試験「MOUS」に12名が合格。順調に実績を伸ばしている。

 代表を務めるのは自らも難聴者である益田修さん(41)。16年間勤めた大企業のサラリーマン生活の中で、年々遠くなる耳に歯がゆさと孤独感を感じ、常に聴覚障害者の置かれている「聞こえない不自由さ」という立場を考えるようになった。やがて、サラリーマンとしての経験、培ったスキル、難聴者としての立場が、益田さんを駆り立て、かがやきパソコンスクール開設へとつながった。

 教室は、手話や筆談器、補聴器対応マイクの使用など、インストラクターと受講生ひとりひとりがコミュニケーションできる環境が作られている。コースもレベルにあわせた15コースと、資格取得のための5コースが選択でき、受講生はそれぞれの目的に向かって自らのペースで学ぶことができる。また、レッスンはチケット制で無駄がなく、身体障害者、難聴者、高齢者の各種割引もある。

 このような民間企業としての障害者と健常者が継続的に通えるパソコンスクールは全国的にも例がない。現状の地方自治体やボランティアによる聴覚障害者のためのパソコン教室運営では人材、資金、場所的な面で限界がある。益田さんには「自らがきちんとお金を支払って真剣に取り組んでこそ、個々人が社会で自立し活躍できるスキルが身につけられる」との強い思いがあり、そういう面でも民間事業であることにこだわる。

 「障害者や高齢者もスクールを通じて自らの可能性が広がり、人生が輝きだす。かがやきパソコンスクールはそういう思いで名付けました」。受講生の中には、片道2時間をかけて通う72歳の「かがやき高齢者」もいる。

 お問合せは同スクール(пF03-3604-8501 FAX:020-4623-0237)まで。

 HPアドレスは(http://www.syusenplanning.com/)

 

かがやきパソコンスクールは、聴覚障害者・難聴者にやさしい情報保障のパソコンスクールです。

お客さまの多くは聴覚障害者の方です。お茶を飲みながら手話で情報交換をしたする「仲間同士の憩いの場」としてもご利用いただいています。また、企業さまにおいては聴覚障害者の社員研修等でご利用いただいております。

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