47歳ろう者男性がMOTエッセンシャル試験に合格

(5月20日)

=やればできる!やったらできた!=

47歳にしてパソコンインストラクターを目指し猛勉強。
瀧本廣二(たきもとひろじ)氏(47歳男性 千葉県八千代市)が、先天性ろうの聴覚障害2級というハンデを乗り越えて、健聴者でも難しいといわれるマイクロソフト社のMOT(マイクロソフトオフィシャルトレーナー)エッセンシャル試験に見事でAクラスで合格した。

今後は、同社の指定する講習を受講し、7月には正式にMOTとして認定される予定だ。

聴覚障害者のMOTは全国でも稀なケースであり、試験の難易度が高いことから、目指しても途中で断念する人も多い。
しかも一般の健聴者の中でも珍しい47歳という高齢での合格は、聴覚障害者が活躍できる新しい場所を広げる期待の星になりそうだ。

また瀧本氏はMOTやMOUSなどのIT系の資格を目指す聴覚障害者の仲間とともに、聴覚障害者のための「も〜っとMOT!」というホームページを立ち上げ、同じ夢を持った仲間たちとの情報交換を通じた交流を図っている。
「聴覚障害者でも、活躍できる場を広げて行きたい。」と同氏は語る。

なお、瀧本氏は持ち前の粘り強さと人柄の良さを買われ、現在は主に聴覚障害者を対象にしたパソコンスクールにアシスタントスタッフとして採用され、今後は同スクールでの一定の研修を受け、正式なインストラクターとして採用される予定だ。 

【その他の取得資格】

電子科職業訓練指導員

ビジネス実務法務検定

一級半導体製品製造技能士

歯科技工士

 

難関のMOUS上級(Excel2002)に満点合格の快挙

2002.4.11 

 

はじめまして。瀧本廣二(たきもとひろじ)と申します。

  私事で恐縮の至りですが、最初に「かがやきパソコンスクール」への入会に至った経緯を少しお話したいと思います。

即戦力として働ける高度なパソコンスキル(例えばマイクロソフトのMCPとか)を身につけたいということで、数年前から、必死な思いでパソコンスクールを探し回ったのですが、専門的なITエンジニアを目指す者を対象に手話および筆談等で教えられるパソコンスクールは残念ながら見当たりませんでした。

ほんまに弱ったなと困り果てていたところ、家内から教えられて初めてかがやきパソコンスクールを知り、早速、インターネットで調べました。そしたら、豊富なコースが用意されているのに目が飛び出しました。しかも、お客様の要望に応じてコースをカスタマイズできるなんて信じられない!!!。

そんなサービスを提供できるパソコンスクールは日本にもあるのかと思うと、嬉しくて涙が出るほどでした。本当ですよ。

多くのパソコンスクールは、決まっているカリキュラムにしたがって教えますよね。普通のパソコンスクールに通った経験をお持ちの方はお分かりのことと思います。

かがやきパソコンスクールに飛び込んだ(駆け込んだという表現は当時の私の気持ちにぴったりかも・・・)のは、確か今年1月下旬でした。その時、笑顔でごく自然に対応された益田代表をはじめスタッフの方々に好感が持て、そして心が清められました。ついつい、家族的な雰囲気に引き込まれた感じでした。

それまでは、一年近く、就職先が見つからないこともあって憂鬱な気持ちになっていました。益田代表と話し合っているうちに、不思議なことに重苦しい気分が青空のごとく晴れてきました。親身になって最後の最後まで相談に乗って下さったのです。そんな人はめったにいないと思うのは私だけでしょうか。

聴覚障害者の就職を全面的に支援できる場を作りたいという益田代表のお話に大変感銘を受けました。私自身も、聴覚障害者の就職につなげるサービス事業を何らかの形で興したいと日頃から考えていました。それだけに思惑が見事にも一致したわけです。

あれから、できることなら益田代表と一緒に聴覚障害者のお役に立てる仕事をしてみたいという思いが私の中で燻り続けていましたが、ご縁もあってアシスタントスタッフになれて嬉しかったです。

  至らない面もあるかと存じますが、お客様にご満足いただけますよう、ベストを尽くしますので、よろしくお願いいたします。できる限り、サポートさせていただきますので、どうしてもわからないことがございましたら、いつでもお気軽にお聞きくださいね。

 

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かがやきパソコンスクールは、聴覚障害者・難聴者にやさしい情報保障のパソコンスクールです。

お客さまの多くは聴覚障害者の方です。お茶を飲みながら手話で情報交換をしたする「仲間同士の憩いの場」としてもご利用いただいています。また、企業さまにおいては聴覚障害者の社員研修等でご利用いただいております。

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