当スクール受講生

　事前の準備をしっかりと行なったことから、初めての難関試験への挑戦でありながら「８９２点」という高得点で一発合格を果たされました。

　渡辺さまはこれで満足せず、さらにＭＯＴ資格取得のための勉強を続けながら、健聴者にも負けないプロのインストラクターを目指して頑張っていかれるそうです。

　そんな元気な頑張りやさんでもある渡辺さまに体験談を伺いました。

渡辺　聡さま（写真左）

東京都武蔵野市在住

聴覚障害２級

ＭＯＵＳ合格2002.10.15

（Ｅｘｃｅｌ2002上級）

インタビュアー（写真右）は

　当スクール担当　持田

（持田）ＭＯＵＳ合格おめでとうございます。難関の上級試験に一発合格という快挙でしたね。

（渡辺）なんとか一発で合格することができました。ＭＯＴが狙えるレベルでクリアできたのは、なんと言っても良かったと思っ

　　　　ています。ありがとうございました。

（持田）スクールでレッスンできて良かった点は？

（渡辺）１ヶ月位じっくりと勉強させてもらいましたが、集中できる環境なので自宅にいて独習するよりは、比べ物にならないく

　　　　らいはるかに能率が上がったと思っています。

（持田）今回初めて上級試験を受けられたご感想は？これから受験する方にも大変興味深いところなのですが・・・

（渡辺）本番では問題の言い回しによって、何を指しているのかがすぐつかめないという場面がありましたが、保存しつつ指定

　　　　された操作を確認しながら回答していったのが結果として良かったと思います。

　　　 確実に取れる得点は途中で投げ出さずしっかり取っていくという姿勢が大事だと思います。

（持田）試験合格に向けた参考書や勉強方法のアドバイスがあれば教えていただけませんか？

（渡辺）最初はＩ社のテキストを一通り終わらせてからＦ社のテキストに移りました。

　　　　Ｉ社のテキストを最初に使った理由は問題集の見易さ、使いやすさの面で優れていたのでＥｘｃｅｌの機能を体系的に復　　　  習するのに役立ちました。

　　　　Ｆ社のテキストは、試験をかなり強く意識したつくりとなっているため、最初に使っていたら見づらくて使いづらくて投げ　　　　出していたかもしれません。

　　　　私自身は、基本がある程度固まってからＦ社の問題集に移ったほうが入りやすいと思っています。

（持田）ＭＯＵＳ試験を受験するにあたり、聴覚障害が壁になるようなことはありましたか？

（渡辺）やはり、一般のパソコンスクールでは聴覚障害者を受け入れる体制が無いことから、私たちが本当に勉強したいと思

　　　　った時にその場所が見つからないということです。これはどのスクールでも選べる健聴者に比べて圧倒的に不利で

　　　　す。

　　　　　最初は独学で挑戦しようとも思っていましたが、実際に操作をしているお手本を見ないとわからないところや、文章や

　　　　挿絵・写真だけでは理解しにくい箇所もあり、途中で勉強を中断してしまう場面もありましたが、ここへ通うことにより

　　　　大分勉強しやすくなったと思いますし、励まされました。情報保障は本当に助かりますね。

（持田）ありがとうございます。確かに聴覚障害者の方々が安心して勉強できるところというのは、まだまだ無いようですね。

　　　　ところで、渡辺さまはこれからさらに上級の試験に挑戦されるとのことですが・・・

（渡辺）そうなんです。いまのところは、まだその意気込みだけなので恥ずかしいのですが、せっかくここまで勉強して資格も

　　　　取ることができたので、もう少しがんばってみようと思っています。

　　　　叶うか、叶わないかは別としても、一度はＭＯＴまで挑戦するつもりです。

（持田）すごいですね。ＭＯＴとなれば、プロのインストラクターとしても活躍のチャンスがありますよね。後に続く方々のために

　　　　も、ぜひ頑張ってください。私たちも引き続き応援させていただきます。

　　　　　おめでとうございました。